心の穴が埋まるまでの記録〜人が怖くなくなってきたかもしれん〜

ADHD発覚後、周りに合わせる生き方をするようになったがために自分が消え、空いた心の穴を埋めるまでの記録です。

他人は私を傷付ける力を持っていると思ってた

ADHD診断前の、悟って生きていた時。
「他人に何と言われようが、それはあくまで他人から見た自分だし、他人が私をどう見るかは他人が今まで生きてきた中で持っている価値観を通して見てるに過ぎず、その価値観はもちろん人によって異なるし、他人の価値観やその価値観を持つに至った経緯など私が知ることは出来ないし、それは他人も私に対して同じ。なので、他人から何かマイナスなことを言われて、悲しくなっても、私が私のことを傷付けようとしない限り、私の本質は傷付けられることはない。なので、他人は私を傷付けることは出来ない。傷付けられることができるのは自分だし、私は私を傷付けるようなことはしない」
というメンタルで生きていました。
(大学生時点でこう思っていたし、それをみんなわかってると思って私は生きていて、何かトラブルが起きてもこの精神で過ごしていたので、そりゃ相手からしたら「はぁ?!」って思ったよな〜と今になってわかる)
ただ、ADHD診断を受けたことによって、他者は自分を傷付けることが出来るとい価値観にすり替わっていた。
すり替わっていたことにも気が付かず、「普通であらねばだめなんだ!」と思って生きてきた結果、自分が消えてしまった。

最近、ここ一年、自分と向き合ってきて、ようやく、「他人は私を傷付ける力はない」と、また実感できるようになった。
知識としてあるのではなく、自分の深いところに落とすことができてきた、といいますか。

そして昨日、無印でセルフレジを初めて使ったのですが。うまくバーコードを読めず、あれれ?と思いながら、バーコードと読み取り機械にある程度距離がないといけないということがわかり、無事に購入。
購入後、横にいらっしゃった老夫婦が、私と同じようにバーコードの読み取りができずあれれ?となっていた。
いつもなら、他人と関わることで自分が傷付くのが怖くて、他人に声を掛けることはしなかったのだけど。(昔は出来てたのに…😢)
昨日は自然と、奥さんのバーコード機械を手に取って、「少し距離を空けるとできますよ」と言いながら、ピッと声を掛けることができた。
老夫婦は笑ってくださって、私はまだ他人と関わるのに慣れていなかったので、そのままスッとその場を後にした。
(後から、もっと目を見てゆっくり教えてあげればとか、もっと言い方を優しくすればよかっなぁと後悔した笑)

もしもここで、「余計なことするな!」と言われたとしても、ショックだったり、悲しくはなるけど、悲しくなる≠傷付くなんだよな。
そして「悲しいのと、傷付くのは違う」って、悟ってた自分は昔よく言ってたなと思い出した。
そのことを、当時付き合ってた人に説明したけど、わかってもらえなかったな。そりゃそうだよね。


おわり!